Ｈ１４，０３，２１
戻る

突然だが私は遅刻の常習犯だ。 　とりあえず学校などはＨＲの始まる時間ぎりぎりに登校しているので「遅刻」とカウントはされていないが、いろいろな待ち合わせ関係のことにはよく遅刻をしてしまう。 　とくに電車やバス関係の交通機関を使う時に多い。 　最初は怒っていた友達も、最近では自ら設定した時間よりわざと遅れて来てくれるようになったくらいだ。 　一応自分の頭の中ではこの癖を直さないといけないということは分かっているのだが、どうも性格の根本は考えが違うらしく、いつもギリギリまで時間を遅らせて行動してしまう。たぶんその時は、思考が「早く出たとしても待つ時間が勿体無い」とかいうまったくの冷静な頭とは違う思考が働いているのだろう。 　いきなり話題は変わるが私は最近、移動手段に電車を使う集合場所の待ち合わせで遅刻をした。 　そしてその時間に遅れながら乗っている電車の中でふと思ったのだが、電車の中で遅刻をしている人は大きく3種類に分けられる気がする。 　まず、一つ目が「とにかく急ごうと焦るタイプ」。どんなに焦ろうとも電車が速く進むわけが無いのに、とにかく落ち着き無く外を見たり、目的地への残り時間を何度も繰り返し計算したり。。。 　そして次が、「ちょっとあきらめタイプ」。もう電車には乗ってるし、どうせ時間には遅れてるしまあもういいか急がなくても。。。って感じだ。まあ、待ち合わせ相手的には面白くないかもしれないが、自分の精神衛生上はいい。 　そして最後が「許しを請おうタイプ」。とにかく相手に笑って許してもらうためにいろんな理由を必死に一人で考えている。同情心を誘う台詞や事情を考えたり、少しでも頑張って早く着こうとしている意思をどう相手に見せるかを考えるのに大忙しだ。 　ちなみに私の場合は、「ちょっとあきらめタイプ」だ。 　なぜなら遅刻をしたことは確かに私が悪いのだが、いくら過去のことで自分を責めたってこれからの事態が好転するわけでもないし、焦って自分のペースを乱すほうが結果的に行動を遅くしてしまうことがあるからだ。 　そして「ちょとあきらめタイプ」の私は「とにかく急ごうと焦るタイプ」とすこぶる相性が悪い。 　なぜならもし、この二つのタイプの二人が一緒に遅刻をすると、片方は焦ってイライラするし、私はそのイライラしている様子に対して無駄を感じてイライラする。 　ちなみに「許しを請おうタイプ」は一人で考えに入るので、とくに一緒になっても問題は無い。 　だけど、なんとか遅れて集合場所へ二人で辿り着いた時に、うまく一人だけ許されると殴りたくなるほどむかつく。 　まあ遅刻はもともとあんまりよくないことだから、どう頑張ってもいいことは起きないんだろうなぁ。。。