儚く、美しく

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 皆さん、桜の花は好きだろうか?
 ちなみに私にとって桜は、かなり高いレベルで好きだといえる花だ。

 なんといってもあの、冬の間枯れ木同然だった樹から一斉に咲き乱れる様、そして本当の満開で美しい時はほんのわずかな様、最後に満開になった後一斉に散りゆく様。
 どれを取ってもとても煌びやかでとても儚く美しい。
 大体の花は散り際が結構汚らしくなってから散っていくものが多いのだが、桜は1番美しい時に散っていくのがいい。

 なんだか昔の人ではないが、「浮世の儚さ」っていう感じで好きだ。

 このことを友人に話したら「花の散り際が好きっておかしくない?やっぱり花は咲いている時が1番綺麗じゃん。」と返された。

 まあたしかに、私も花が元気いっぱいに咲いているところは好きだ。
 桜に関しても、太い樹に正に百花繚乱って感じに咲き乱れているところなど見ると、おもわずため息をつきたくなってしまう。

 ちなみにその友人から聞いた話によると、花の散り際を美しいと思う人種は日本以外には結構少ないらしい。
 大体どこの国も、花が長く咲きつづける植物を喜ぶし、植物の品種改良もその点に力を入れてきたという話が多い。

 だけどそんなことをいくら言われても、私の桜を好きだという気持ちは全然変わらない。
 なぜなら、常に見ることのできない儚さがあるからこそ付加価値の部分に綺麗さ、美しさがさらにプラスされている気がするからだ。
 また話は少しだけずれるが、私は期間限定というものに弱い。
 まあ人間は数の少ないものに対して価値をつけたがるので、これは当然の心理と言えるだろう。

 と、こんな事を毎年春になると私は考えていたりする。
 毎年のことなので普段はあまり気にもとめてないが、今回はとりあえず文にしてみた。
 まあ結果的に何を言いたいのか分からなくなってきたのだが、一つだけ桜を愛でていた平安時代の方々に言いたいことがある。

 「桜をそこら辺に植えまくる習慣を作ってくれてありがとう!!」


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