戦争の準備運動?

H14,06,21
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 今回は久しぶりに政治関係の事についていろいろ書いていこうかと思う。

 突然ですが皆さんは「有事法案」という言葉ご存知だろうか?
 多分、詳しいことは知らなくても「なんだかいろいろ国会で騒いでいるやつ」くらいの認識はあるだろうとは思う。

 それにしてもこの「有事法案」。私も最初は、「また与党と野党で喧嘩してるよー」ぐらいにしか考えてなかったのだが、最近この「有事法案」に関しての文を読む機会がありいまさらながらやっとこの法案が物凄いことを言っているかに気がついた。

 ちなみにこの法案を成立する目的は、将来もし他の国などが日本に対して武力行為を吹っかけてきた時の備えの為と説明されているのだが。
 実際、今の時期に成立させようと与党が頑張っているわけは、アメリカがこれから行うであろうテロの撲滅活動(ぶっちゃけ戦争)の後方支援でもするためだろう。

 この「有事法案」。
 何が凄いのかというと、とにかくこの法案の言っていることが物凄い。

 まず、自分の持ち物に対する所有権みたいなものは無くなる。
 たとえば、ある日家に帰ったら自分の家がいつのまにか自衛隊の基地になっていた。しかも自分は立ち入ることすら出来ない。
 他にも農業を営んでいる人などは、今まで丹精こめて育てた作物をいよいよ市場に出荷しようと思っていると、軍需物資で必要だからって取り上げられる。

 他にも、建築業や輸送行、医師などの職業の人は積極的に協力しなければいけなくなる。
 そこでいきなり戦争をドンパチやっている前線に送り出される、トラックの兄ちゃんや子供を後回しにしてでも負傷した兵士の面倒を見なければいけない小児科などもでてくる可能性がある。

 何よりも戦争っぽいなぁと感じるのは、もし政府の言うことをきかなかったら「逮捕」されてしまうのだ。

 これじゃあまるで、教科書の中で見た60年前の「国家総動員法」と同じではないだろうか?
 昔散々、学校の先生や戦争体験者の方々から「あれは酷かったと」語っていただいた記憶がある。

 まあ中には「でも、もしいつか他の国が日本に攻めて来たらどうするんだよ?何も準備してなかったら守れないじゃないか。」という意見の人もいるだろう。

 だけど安心して欲しい。

 もし、日本に他の国が攻めて来る事があってもあったとしても日本は陸続きの国ではないので、おそらく空からの大爆撃か海上封鎖そして核での脅しの方法で来るだろう。

 そうなったらこの「有事法案」というものは、役に立たない代物になる。
 たぶんいくら政府で不祥事が続いてても、政府がそこまで分からないわけはないだろう。
 だからこの法案は、あくまで「今」少しでも効率よく日本がアメリカの後方支援をする仕組みを整えるために作られようとしているのだ。

 あなたはこんな法律を作られて、他の国の人を殺す手伝いをさせられたいだろうか?
 私は正直かなり嫌だ。
 まあいくら嫌だといっても、まだまだ選挙権がないので発言権すらないのが悲しい今日この頃。

 なんだか今回はえらく「有事法案反対キャンペーン風」でスイマセン。
 だって実際反対したいんです。


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