人間のために環境問題

H15,07,25
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 なんだかここ最近、いろんな場所で『環境問題』についていろいろな事が叫ばれている。
 なので今回は、私の持っている『環境問題観』みたいなものについて書いていきたいと思う。

 ここ最近、地球全体の結構色々なところで今まで溜めに溜めた環境破壊やらなにやらのツケがでてきたらしく、異常気象が本当に多い。
 そのためかよくテレビやらラジオやらのメディアから「地球のために何かできる事を。。。」とか「自然に良い事。。。」とか言う言葉が大量に流されている。
 「地球を救う」みたいな言葉もある。

 しかし、ここでふと思うのだが一般に言う『地球のために良い事』というのはどういう事なのだろうか?

 樹を植えて酸素の供給量を増やしてやる事?
 二酸化炭素の排出量を減らして、地球の温暖化を防止してやる事?
 オゾン層を守って、紫外線が地球上に降り注ぐのを少しでも減らしてやる事?
 今ある自然の状態と野生の生物を守ってやる事?

 さて、とりあえず簡単に思いつく環境問題で挙げれるような事を一通り書いたのだが、これは本当に『地球の為』に良い事なのだろうか?

 私も少し前までは、盲目的にこれらの事が『地球の環境の為によい事』と信じていたのだけれど、どうも最近少し考え方が変わった。
 なんというか。。。別にこれらの事で『地球にためになる』もなにも無いんじゃないかと考えるようになってきたのだ。

 なぜなら、大体地球は元々のスタートが硫酸の海やら、今の大気汚染と同じように硫黄分あふれる大気やら、酸性雨ザーザーのところから今の状況に発展してきたわけだし、大体今ある酸素なんかは古代の植物が光合成の副産物として排出し、元々他の生き物を脅かす毒ガスとして存在したものだ。
 その後、ある程度進化が進んだ後も、世の中では恐竜の絶滅ばっかりが取り上げられるが、地球上では生物の大量絶滅は何度も何度も繰り返されてきているし、その度新しい世代の生物が生まれている。
 つまり地球にとっては、そこでどんな有害物質が生まれても少し経てば回復させられるし、生物もいくら死んでも次から次へと新しいタイプのものが生まれて来るんだから、何が起きても別にどうでも良いのではないだろうか?

 よく、「人間が地球を汚しすぎたせいで不毛の荒れ果てた星が生まれました。」とかいうお話を本気で信じている人がいるが、正直それは起こりえないと思う。
 環境が最悪状態まで悪化したらさすがに人類は生きていけないだろうが、絶対になにかの細菌やらなにかは生き残る。世の中にはマグマが大好きなやつだっているのだ。
 そしてたとえ一種類でも細菌が生き残ったら、あとは生命がたった一つの細胞から始まって現在まで進化してきたのと同じような道を辿るだろう。
 人間や他の動植物が多少滅亡したって、別に地球の全体の事を考えたら困るような事は一つも無い。

 まあこんな事を書いていると、私がまるで「地球はいくら環境破壊したって構わないんだから、別に環境問題なんて考えていきなくていーよ。」とか言っているようだが、私はそんな事は断じて言うつもりは無い。
 『環境問題』を考えて、今の環境を改善していく事は大切だと思っている。

 なぜならそれは『地球の為』ではなく『自分が生きる為』になるからだ。

 というか最終的に言いたい事は、まとめちゃうと、みんな偽善的な事言い過ぎじゃないかってことである。
 やたら世の中、『地球の為』『この同じ星に生きる全ての生き物の為』とか言う事を言うのが好きだけれど、今の環境を少しで昔の状態に戻して改善してやろうって言う動きは、あくまで人類がある程度自然の生態系に任せた環境で無いと生存できない弱い生物だから、『自分たちが生き残る為』に『環境問題』を考える事が必要なのである。
 今の自分たちの周りの環境を、人類が一番過ごしやすかったときの地球環境にいかに留めておくかが問題なのだ。

 大体、地球にとって正常な環境も何も無いだろうと思う。
 環境が正常であるか異常であるかと判断されている基準は、人類が生存できる環境か否かである。
 人類が生き残る為に『環境問題』をどうにか解決する事が必要なのだ。

 どうでしょう。。。皆さん。
 こう考えると、今まで「環境問題なんてクソくらえ」ってな考えだった人も少しは、「環境問題も考えなきゃなぁ〜」って気分になりませんかね?


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